この春、群馬県みなかみ町にある小さなカフェに足を運んでみました。アクセスはやや難しく、地図アプリで探すと少し迷うかもしれませんが、通りから少し外れた森に隠れたお店の旗を見つけると、自然と目的地に近づけます。駐車場は広く、無料で15台ほど停められるので、車での来店も安心です。店内は木の香りが漂い、静かな森の中に佇むような雰囲気で、都会の喧騒から離れられる場所です。犬を連れて訪れる人も多く、テラス席が用意されているので、ペットも一緒に楽しめるのが嬉しいポイントです。
ランチタイムに訪れると、季節のメニューが並んでいて、その日は桃のカプレーゼが目を引きました。パスタやピザ、カレー、ケーキなど、幅広い品揃えが魅力です。特に注目したいのは、生パスタと手作りピザ。パスタは小麦の風味がしっかり感じられ、スパゲッティの太さも丁度良いです。ピザはチーズが溶けたての状態で提供され、上にのったトッピングも旬の食材を使っている印象。食事の後に注文したハーブティーは、グリーンルイボスやラベンダーなど、香りが豊かで飲みやすく、癒し効果も期待できました。
店内の雰囲気は落ち着いていて、静かな時間が流れているように感じます。テーブルのディスプレイや食器類にもこだわりが感じられ、食事の質だけでなく、空間のデザインにも注目したくなる場所です。店主さんは親しみやすく、おしゃべりしながら料理の話やお店の歴史を教えてくれるなど、会話が弾むのが魅力です。以前はお母様が経営していたそうですが、現在はお嬢様ご夫妻が受け継ぎ、品質を守りつつも新しい試みも加えているようです。
季節ごとのデザートもおすすめです。春には桃のロールケーキ、秋にはマロンのケーキなど、旬の食材を活かしたスイーツが並びます。特にチーズケーキは、しっとりとした口どけで、ベーカリーの味がするほど美味しいと評判です。また、コーヒーの種類も豊富で、タンポポコーヒーは珍しくて飲み応えがあります。店内で過ごす時間は、まるで小さなオアシスのような感覚で、癒しを求める人には最適な場所です。
このカフェは、家族連れやペットを連れた人、一人で読書をしたい人、友人と会話したい人など、さまざまなニーズに応える場所です。静かな森の雰囲気と、手作りの料理、温かみのある接客が重なって、心地よい時間を過ごせます。アクセスがやや難しくても、その分だけ特別な場所として感じられるのも魅力の一つです。次回は季節のメニューに注目して、また訪れたいと思っています。