〒901-0361 沖縄県糸満市糸満５３８
この場所は、沖縄県糸満市にあるちょっと変わったスポットです。国道330号線と県道77号線が交差するロータリーの近くにあり、高さ30メートルほどの石灰岩の丘に位置しています。ここは昔、船の位置を確認するための目印だった場所で、現在は展望台と公園が整備されています。宇宙船のような形の展望台からは、糸満漁港や町並みが一望できるので、写真を撮るのにもおすすめです。特に夕方の光が当たる時間帯は、空が赤く染まって幻想的な雰囲気になります。ここは子どもたちが遊べる遊具もあり、家族で訪れても楽しめます。また、ペットを連れてくる人も多いので、犬の散歩にもぴったりです。
この場所には歴史的な遺跡も残っており、戦争中の防空監視哨や昭和天皇即位記念碑の跡が見られます。石碑には戦争でできた穴や傷が残っていて、当時の様子を想像するのに良い参考になります。昔は埋立地がなかったため、海岸線が近くにあったはずで、無数の艦船が美ら海に浮かんでいる姿が見えたのかもしれません。また、14～15世紀の三山時代には、南山の王が中山の王に攻められ自害した場所でもあります。歴史を学びながら自然を楽しむことができるのが、この場所の魅力の一つです。
展望台の上からは、糸満ハーレーのレースが始まる旗振りの合図も見えるので、バイク好きの人にはたまらないスポットです。周囲には日本で数少ないロータリーもあり、走り屋さんが集まる場所として知られています。また、スロープが設けられており、車いすやベビーカーでも高台に上がれます。ただ、展望台は階段しかないので、高齢者や子どもがいる場合は注意が必要です。公園内には遊具や休憩所、公衆トイレなども整っており、訪れた人にとって心地よい空間となっています。
ただし、一部のレビューではゴミのポイ捨てが目立つと指摘されており、清掃に気を配る必要があります。展望台の上にはタバコの吸い殻や空き缶が散乱している場合もあるので、訪れる際は自分の分はしっかり持ち帰る意識が必要です。それでも、景色の良さや歴史的な価値を重視する人にとっては、大きなデメリットにはなりません。また、近くには糸満漁港や町並みが見えるので、散歩をしながら時間を潰すのにも最適です。朝早く訪れると、静かな雰囲気で自然を満喫できます。
この場所は、沖縄の自然と歴史を同時に楽しめる場所として人気があります。特に家族連れや観光客が多く訪れるため、週末は混雑する可能性があります。ただし、時間帯によっては静かで、リラックスできる時間も確保できます。無料で利用できるので、予算に余裕がない人でも気軽に訪れられます。駐車場も無料で整備されているため、車でのアクセスも便利です。自然と歴史を楽しめるスポットとして、多くの人に愛されている場所です。